高低差による 旋回の意外性
規則的なリズムパターンの中で、複合拍子は予測可能性と意外性のバランスを取ることができます。
特定の規則に基づいて進行しながらも、意外性を振動同士で抑制し合う効果
複合拍子を使った音楽は、前回以前の直近で記述させて頂いた通り、
リズムが流動的で変化に富んでいます。
これにより、自然界の動きに似たダイナミズムが生まれます。
分割分裂の指針へと誘う扇やヘラクレスは、自由度の動きを実現します。
自動運転や、人型ロボットの接合部に負担を掛けずに、力をうまく
逃がしてくれます。
勿論、静止している状態からの建造物へ伝播しての動きにおいても
同様に抑制し合います。
重力や、空気の抵抗、気圧の変化を上手く取り入れて、
それらの特性を自然に則った方向性が、
今後いろんな分野に生かされて行くと考えています。